数学C・平面上の曲線
平面上の曲線の公式・用語まとめ
平面上の曲線では、放物線・楕円・双曲線を焦点と準線などの幾何的条件から捉えます。標準形へ直すと、焦点・頂点・漸近線などを読み取れます。
FORMULAS
平面上の曲線の重要公式
公式の使いどころを確認してから、短い例で形を覚えましょう。
放物線の標準形
\(y^2=4px\) の焦点は \((p,0)\)、準線は \(x=-p\)
- いつ使う?
- 軸がx軸に平行な放物線の焦点・準線・開く向きを求めます。
- 短い例
- \(y^2=8x\) なら焦点 \((2,0)\)、準線 \(x=-2\)
- 注意
- \(x^2=4py\) なら軸はy軸に平行です。
楕円の標準形
\(\dfrac{x^2}{a^2}+\dfrac{y^2}{b^2}=1\quad(a>b>0)\), \(c^2=a^2-b^2\)
- いつ使う?
- 長軸がx軸上にある楕円の頂点と焦点 \((\pm c,0)\) を求めます。
- 短い例
- \(x^2/25+y^2/9=1\) の焦点は \((\pm4,0)\)
- 注意
- 分母の大きい側が長軸です。焦点の関係は差を使います。
双曲線の標準形
\(\dfrac{x^2}{a^2}-\dfrac{y^2}{b^2}=1\), \(c^2=a^2+b^2\)
- いつ使う?
- x軸方向に開く双曲線の頂点、焦点 \((\pm c,0)\)、漸近線を求めます。
- 短い例
- \(x^2/9-y^2/4=1\) の焦点は \((\pm\sqrt{13},0)\)
- 注意
- 楕円と異なり、焦点の関係は和です。
双曲線の漸近線
\(\dfrac{x^2}{a^2}-\dfrac{y^2}{b^2}=1\) の漸近線は \(y=\pm\dfrac ba x\)
- いつ使う?
- 双曲線の枝が遠くで近づく2直線を求めます。
- 短い例
- \(x^2/9-y^2/4=1\) なら \(y=\pm2x/3\)
- 注意
- 右辺を0と置いた式を因数分解すると漸近線が得られます。
曲線の平行移動
\(F(x,y)=0\) をx方向に \(p\)、y方向に \(q\) 移動すると \(F(x-p,y-q)=0\)
- いつ使う?
- 中心や頂点が原点から移動した曲線の方程式を作ります。
- 短い例
- \(x^2+y^2=1\) を \((2,3)\) 移動すると \((x-2)^2+(y-3)^2=1\)
- 注意
- 式へ代入する符号は、移動方向と反対に見えます。
円・楕円の媒介変数表示
円:\(x=r\cos t,y=r\sin t\)、楕円:\(x=a\cos t,y=b\sin t\)
- いつ使う?
- 曲線上の点を1つの媒介変数で表します。
- 短い例
- \(x=3\cos t,y=2\sin t\) は \(x^2/9+y^2/4=1\)
- 注意
- 媒介変数を消去すると、元の曲線の方程式を確認できます。
極座標と直交座標
\(x=r\cos\theta,y=r\sin\theta,r^2=x^2+y^2,\tan\theta=y/x\)
- いつ使う?
- 点の表し方を、原点からの距離と偏角による極座標へ変換します。
- 短い例
- 極座標 \((2,\pi/3)\) は直交座標 \((1,\sqrt3)\)
- 注意
- 偏角は象限を考えて決めます。
円の極方程式
原点を通り中心が \((a,0)\) の円は \(r=2a\cos\theta\)
- いつ使う?
- 極座標で表された円の中心と半径を読み取ります。
- 短い例
- \(r=4\cos\theta\) は中心 \((2,0)\)、半径2の円
- 注意
- 両辺へ \(r\) を掛け、\(r^2=x^2+y^2,r\cos\theta=x\) を使うと確認できます。
GLOSSARY
平面上の曲線の重要用語
- 焦点
- 放物線・楕円・双曲線を定義する際に基準となる点。
- 準線
- 放物線などを定義する際に、焦点とともに基準となる直線。
- 漸近線
- 曲線上の点が遠ざかるにつれて、曲線が限りなく近づく直線。
- 媒介変数
- 曲線上の座標を共通に表すための補助変数。
- 極座標
- 原点からの距離と、基準方向からの角で点を表す座標。
CHECK
よくある間違い
- 楕円と双曲線で、焦点までの距離を求める式の和・差を取り違える。
- 平行移動した曲線で、括弧内の符号を移動方向と同じにする。
- 極座標から偏角を求めるとき、正接の値だけで象限を決める。