数学Ⅱ・図形と方程式

図形と方程式の公式・用語まとめ

図形と方程式では、点・直線・円を座標と式で表します。図形の条件を方程式へ翻訳し、式の計算結果を再び図形として読み取ることが基本です。

FORMULAS

図形と方程式の重要公式

公式の使いどころを確認してから、短い例で形を覚えましょう。

2点間の距離

\(AB=\sqrt{(x_2-x_1)^2+(y_2-y_1)^2}\)
いつ使う?
座標平面上の2点の距離を求めます。
短い例
\((0,0),(3,4)\) の距離は5
注意
座標の引く順番は、2乗するため統一されていれば構いません。

内分点

点 \(A(x_1,y_1),B(x_2,y_2)\) を \(m:n\) に内分する点は \(\left(\dfrac{nx_1+mx_2}{m+n},\dfrac{ny_1+my_2}{m+n}\right)\)
いつ使う?
線分を指定された比に分ける点の座標を求めます。
短い例
中点は \(m=n=1\) として \(\left(\frac{x_1+x_2}{2},\frac{y_1+y_2}{2}\right)\)
注意
点の座標に掛ける比は、反対側の線分の比です。

直線の方程式

\(y-y_1=m(x-x_1)\)
いつ使う?
傾き \(m\) で点 \((x_1,y_1)\) を通る直線を表します。
短い例
傾き2で \((1,3)\) を通る直線は \(y-3=2(x-1)\)
注意
垂直な直線は傾きで表せないため、\(x=a\) の形を使います。

点と直線の距離

点 \((x_0,y_0)\) と直線 \(ax+by+c=0\) の距離は \(\dfrac{|ax_0+by_0+c|}{\sqrt{a^2+b^2}}\)
いつ使う?
点から直線へ下ろした垂線の長さを求めます。
短い例
原点と \(3x+4y-10=0\) の距離は2
注意
分子に絶対値を付けます。

円の方程式

中心 \((a,b)\)、半径 \(r\) の円は \((x-a)^2+(y-b)^2=r^2\)
いつ使う?
円の中心と半径から方程式を作り、逆に式から中心と半径を読み取ります。
短い例
\((x-2)^2+(y+1)^2=9\) の中心は \((2,-1)\)、半径は3
注意
括弧内の符号と中心座標の符号は反対です。

円の接線

円 \(x^2+y^2=r^2\) 上の点 \((x_1,y_1)\) における接線は \(xx_1+yy_1=r^2\)
いつ使う?
原点を中心とする円上の点での接線を素早く求めます。
短い例
\(x^2+y^2=25\) の点 \((3,4)\) での接線は \(3x+4y=25\)
注意
指定された点が円上にあることを確認します。

軌跡の求め方

動点の座標を \((x,y)\) と置き、条件を \(x,y\) の方程式に直す
いつ使う?
条件を満たしながら動く点が描く図形を求めます。
短い例
2定点から等距離にある点の軌跡は、その2点を結ぶ線分の垂直二等分線。
注意
導いた方程式上のすべての点が元の条件を満たすか、逆の確認も行います。

GLOSSARY

図形と方程式の重要用語

傾き
直線上で \(x\) が1増えたときの \(y\) の変化量。
平行・垂直
傾きが等しい2直線は平行。傾きの積が \(-1\) なら垂直。
軌跡
与えられた条件を満たす点全体が作る図形。
領域
不等式などの条件を満たす点全体が占める範囲。
境界線
領域の境目となる直線や曲線。等号を含むかで境界を含むかが決まります。

CHECK

よくある間違い

  • 内分点の公式で、点と同じ側の比をその座標に掛ける。
  • 円の中心を括弧内と同じ符号で読む。
  • 不等式の領域を調べるとき、境界線上にない点を代入して確認しない。