数学Ⅱ・指数関数・対数関数
指数関数・対数関数の公式・用語まとめ
指数関数と対数関数は互いに逆の関係です。計算では底をそろえ、対数では真数条件と底の条件を最初に確認します。
FORMULAS
指数関数・対数関数の重要公式
公式の使いどころを確認してから、短い例で形を覚えましょう。
指数法則
\(a^ma^n=a^{m+n}\), \(\dfrac{a^m}{a^n}=a^{m-n}\), \((a^m)^n=a^{mn}\)
- いつ使う?
- 指数を含む積・商・累乗を整理します。
- 短い例
- \(2^3\cdot2^4=2^7\)
- 注意
- 底が同じときに指数をまとめられます。
0・負・有理数の指数
\(a^0=1\), \(a^{-n}=\dfrac1{a^n}\), \(a^{m/n}=\sqrt[n]{a^m}\quad(a>0)\)
- いつ使う?
- 指数を整数から有理数へ広げて計算します。
- 短い例
- \(8^{2/3}=(\sqrt[3]8)^2=4\)
- 注意
- 指数が負なら、値が負になるのではなく逆数になります。
対数の定義
\(a^p=M\iff\log_aM=p\quad(a>0,a\ne1,M>0)\)
- いつ使う?
- 指数の等式を対数へ、対数の等式を指数へ書き換えます。
- 短い例
- \(2^3=8\iff\log_28=3\)
- 注意
- 底は正で1ではなく、真数は正です。
対数の性質
\(\log_aMN=\log_aM+\log_aN\), \(\log_a\dfrac MN=\log_aM-\log_aN\), \(\log_aM^r=r\log_aM\)
- いつ使う?
- 積・商・累乗を含む対数を分解したり、まとめたりします。
- 短い例
- \(\log_22+\log_24=\log_28=3\)
- 注意
- \(\log_a(M+N)\) を分解する公式はありません。
底の変換公式
\(\log_aM=\dfrac{\log_bM}{\log_ba}\)
- いつ使う?
- 異なる底の対数を共通の底へそろえます。
- 短い例
- \(\log_28=\dfrac{\log_{10}8}{\log_{10}2}=3\)
- 注意
- 分母は新しい底で元の底を表した対数です。
指数・対数関数の大小
\(a>1\) なら増加、\(0<a<1\) なら減少
- いつ使う?
- 指数・対数を含む不等式を、底の範囲に応じて解きます。
- 短い例
- \(0<a<1\) では \(a^x>a^y\iff x<y\)
- 注意
- 底が0と1の間なら、不等号の向きが逆になります。
常用対数と桁数
\(10^{n-1}\leq N<10^n\) なら正の整数 \(N\) は \(n\) 桁
- いつ使う?
- 大きな数の桁数や、小数で初めて0でない数字が現れる位置を求めます。
- 短い例
- \(3<\log_{10}N<4\) なら \(N\) は4桁
- 注意
- 対数の整数部分と桁数の関係を確認します。
GLOSSARY
指数関数・対数関数の重要用語
- 底
- \(a^x\) や \(\log_aM\) における \(a\)。
- 真数
- \(\log_aM\) における \(M\)。実数の範囲では正である必要があります。
- 常用対数
- 底が10の対数。底の10を省略して表すことがあります。
- 指数関数
- \(y=a^x\quad(a>0,a\ne1)\) の形の関数。
- 対数関数
- \(y=\log_ax\quad(a>0,a\ne1)\) の形の関数。指数関数の逆関数です。
CHECK
よくある間違い
- \(a^{-n}\) を \(-a^n\) とする。正しくは逆数。
- \(\log_a(M+N)=\log_aM+\log_aN\) とする。
- 底が0と1の間の不等式で、不等号を反転しない。