数学Ⅰ・二次関数

二次関数の公式まとめ

二次関数では、式を頂点形式に直してグラフの位置を読み取ることが基本です。定義域がある最大・最小では、頂点と両端の値を比べます。

FORMULAS

二次関数の重要公式

公式の使いどころを確認してから、短い例で形を覚えましょう。

頂点形式

\(y=a(x-p)^2+q\)
いつ使う?
放物線の頂点と軸を式から直接読み取るときに使います。
短い例
\(y=2(x-3)^2-1\) の頂点は \((3,-1)\)、軸は \(x=3\)
注意
\((x-p)^2\) の符号に注意します。\((x+2)^2\) なら \(p=-2\) です。

平方完成

\(ax^2+bx+c=a\left(x+\dfrac{b}{2a}\right)^2-\dfrac{b^2-4ac}{4a}\)
いつ使う?
一般形から頂点形式へ変形するときに使います。
短い例
\(x^2+4x+1=(x+2)^2-3\)
注意
まず \(x^2\) と \(x\) の項から \(a\) をくくります。

軸と頂点の座標

\(y=ax^2+bx+c\) の軸は \(x=-\dfrac{b}{2a}\)、頂点の \(y\) 座標は \(-\dfrac{D}{4a}\)
いつ使う?
平方完成せずに軸や頂点を素早く求めるときに使います。
短い例
\(y=x^2-6x+5\) の軸は \(x=3\)
注意
\(D=b^2-4ac\) です。

二次方程式の解の公式

\(x=\dfrac{-b\pm\sqrt{b^2-4ac}}{2a}\)
いつ使う?
\(ax^2+bx+c=0\) を因数分解しにくいときに使います。
短い例
\(x^2-2x-1=0\Rightarrow x=1\pm\sqrt2\)
注意
分子全体が \(2a\) で割られます。

判別式

\(D=b^2-4ac\)
いつ使う?
二次方程式の実数解の個数や、放物線と \(x\) 軸の共有点の個数を判定します。
短い例
\(D>0\):2個、\(D=0\):1個、\(D<0\):0個
注意
共有点の個数を聞かれたら、方程式に直して判別式を使います。

最大値・最小値

\(a>0\) なら頂点で最小、\(a<0\) なら頂点で最大
いつ使う?
放物線の開く向きと頂点から、値の範囲を求めます。
短い例
\(y=(x-1)^2+2\) の最小値は \(2\)
注意
定義域がある場合は、頂点が範囲内か確認し、両端の値も比較します。

GLOSSARY

二次関数の重要用語

放物線
二次関数のグラフが描く曲線。
頂点
放物線の最も高い点または最も低い点。
放物線を左右対称に分ける直線。
定義域
変数 \(x\) が取ることのできる値の範囲。
値域
定義域に対応して関数の値 \(y\) が取る範囲。

CHECK

よくある間違い

  • \((x+3)^2\) の頂点の \(x\) 座標を \(3\) と読む。正しくは \(-3\)。
  • 定義域があるのに、頂点だけを見て最大値・最小値を決める。
  • 解の公式で、\(-b\pm\sqrt D\) 全体を \(2a\) で割り忘れる。