物理基礎・仕事と力学的エネルギー
仕事と力学的エネルギー|公式・用語まとめ
エネルギーを使うと、運動の途中を細かく追わずに初めと終わりの状態を比較できます。力の向きと移動方向、保存条件を確認して使い分けましょう。
FORMULAS
仕事と力学的エネルギーの重要公式
公式の使いどころを確認してから、短い例で形を覚えましょう。
仕事
\(W=Fs\cos\theta\)
- いつ使う?
- 一定の力が物体を移動させたときの仕事を求めます。
- 短い例
- 10 [N]で3 [m]、同方向なら30 [J]
- 注意
- 力と移動が垂直なら仕事は0です。
仕事率
\(P=\dfrac{W}{t}\)
- いつ使う?
- 単位時間あたりにした仕事を求めます。
- 短い例
- 600 [J]を3 [s]なら200 [W]
- 注意
- 仕事率は仕事の速さを表します。
運動エネルギー
\(K=\dfrac12mv^2\)
- いつ使う?
- 速度を持つ物体のエネルギーを求めます。
- 短い例
- 2 [kg], 3 [m/s]なら9 [J]
- 注意
- 速度が2倍になると運動エネルギーは4倍です。
重力による位置エネルギー
\(U=mgh\)
- いつ使う?
- 基準面から高さhにある物体の位置エネルギーを求めます。
- 短い例
- 1 [kg]を5 [m]持ち上げると49 [J]
- 注意
- 高さの基準は自由に選べますが途中で変えません。
力学的エネルギー保存
\(K_1+U_1=K_2+U_2\)
- いつ使う?
- 摩擦などによる散逸がない運動で速さや高さを求めます。
- 短い例
- 静止から高さhだけ落下すると \(mgh=\frac12mv^2\)
- 注意
- 摩擦がある場合は失われた力学的エネルギーを考えます。
GLOSSARY
仕事と力学的エネルギーの重要用語
- 仕事
- 力が物体を移動させたときに移すエネルギー。単位は[J]。
- 仕事率
- 単位時間あたりの仕事。単位は[W]。
- 運動エネルギー
- 運動している物体が持つエネルギー。
- 位置エネルギー
- 位置や配置によって持つエネルギー。
- 力学的エネルギー
- 運動エネルギーと位置エネルギーの和。
CHECK
よくある間違い
- 力がはたらけば必ず仕事をすると考える。
- 運動エネルギーが速度に比例すると考える。
- 摩擦があるのに力学的エネルギー保存をそのまま使う。