物理基礎・運動の表し方
運動の表し方|公式・用語まとめ
運動を考える最初のポイントは、位置が時間とともにどう変わるかを整理することです。速さと速度の違い、加速度の向き、グラフの意味を結びつけて覚えましょう。
FORMULAS
運動の表し方の重要公式
公式の使いどころを確認してから、短い例で形を覚えましょう。
平均の速さ
\(v=\dfrac{移動距離}{時間}\)
- いつ使う?
- 一定時間にどれだけ移動したかを求めます。
- 短い例
- 100 [m]を20 [s]で進むと \(v=5\,[\mathrm{m/s}]\)
- 注意
- 速さは向きを持たない量です。
平均の速度
\(v=\dfrac{変位}{時間}\)
- いつ使う?
- 始点から終点までの位置の変化を時間で割ります。
- 短い例
- 東向きに60 [m]を12 [s]なら東向き \(5\,[\mathrm{m/s}]\)
- 注意
- 往復運動では移動距離と変位を混同しないようにします。
加速度
\(a=\dfrac{v-v_0}{t}\)
- いつ使う?
- 速度が時間とともにどれだけ変化したかを表します。
- 短い例
- 2 [s]で速度が4から10 [m/s]なら \(a=3\,[\mathrm{m/s^2}]\)
- 注意
- 減速していても、座標軸の取り方によって加速度の符号は変わります。
等加速度直線運動
\(v=v_0+at\), \(x=v_0t+\dfrac12at^2\), \(v^2-v_0^2=2ax\)
- いつ使う?
- 加速度が一定の直線運動で速度・変位・時間を結びつけます。
- 短い例
- 静止から \(a=2\) で3 [s]進むと \(x=9\,[\mathrm{m}]\)
- 注意
- どの向きを正にするかを最初に決めます。
自由落下
\(v=gt\), \(y=\dfrac12gt^2\)
- いつ使う?
- 初速度0で物体を落とす運動を扱います。
- 短い例
- \(g=9.8\), 2 [s]後なら \(v=19.6\,[\mathrm{m/s}]\)
- 注意
- 鉛直方向の正の向きに応じて符号をそろえます。
GLOSSARY
運動の表し方の重要用語
- 変位
- 始点から終点までの位置の変化。向きを持つ量です。
- 速度
- 単位時間あたりの変位。向きを持ちます。
- 加速度
- 単位時間あたりの速度変化。
- 等速直線運動
- 速度の大きさと向きが変わらない直線運動。
- 自由落下
- 空気抵抗を無視し、重力だけを受けて落下する運動。
CHECK
よくある間違い
- 速さと速度を同じものとして扱う。
- 変位を求める問題で移動距離を使う。
- 鉛直投げ上げで上昇中の加速度を0と考える。